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ハイビジョン特集 フロンティア [アニメーション]

120128947794816109583.jpg観ましたー!
5月14日(水) 午後8:00~9:15と5月15日(木) 午後8:00~9:15 、どちらも観ました。面白かったですよー。ほんとにすごい!

まず14日のアカデミー賞・短編アニメーション部門 ノミネート作品の「マダム・トゥトリ・プトリ」とアカデミー賞受賞作品「ピーターと狼」
どちらもとてもよく作りこまれていて、感嘆しました。「ピーターと狼」に出てくるピーターがじんわりと涙をためるシーンがあるのですが、ほんとによくできてるなあと感心しました。涙をポロリと流すのではなく、しだいにうるうると瞳が濡れてくる。細かい表現です。
質感もすごくよく出来ていて、リアルです。背景も凝っていて美しいです。後のメーキングを観てビックリしたのですが、背景のセットがとりあえず大きい!そして細部にわたって細かく作られているのです。
監督のスージー・テンプルトンさんはこの作品に5年の歳月を費やしたそうです。気の遠くなるような時間と労力です。でも、こんなに生き生きとまるで生きているかのように人形が動くのを見るとと苦労も吹っ飛んでしまうんだろうなあと思いました。

公式サイトhttp://www.breakthrufilms.co.uk/peterandthewolffilm/index.html

「マダム・トゥトリ・プトリ」も「ピーターと狼」とはまたちょっと違った魅力のある作品でした。カメラワークとか凝ってて、観てて面白かったです。こちらの人形も動きがとても細かくてすごかったですよー。なにかの動作に入る前のちょっとしたためらい。手を出そうとしてちょっとためらう。そんな「間」がとてもよく出来ている作品でした。場面構成もとてもうまかったです。そして人形の目の表情とかがほんとにすごい。生きているようです。
公式サイトhttp://www.nfb.ca/webextension/madame-tutli-putli/multimedia.php

どちらの作品も公式サイトで予告が観れるので、興味ある方は観てみてください。22日に再放送もあります。観れたらまた観たいなー。

15日の「パペットが見た夢~人形アニメのルーツをたどる~」もとても面白かったです。
“人形アニメの父”として、世界のクリエーターに多大な影響を与えてきた天才ラディスラフ・スタレヴィッチの創作の秘密に迫るドキュメンタリー・ドラマ。恥ずかしながらスタレヴィッチさんという名前は初めて聞きました。このドキュメントを観てすごさに驚いています。
スタレヴィッチさんは、19世紀末から新たな映像表現を次々に生み出し、世界を驚かせました。そして、コンピューター・グラフィックスもない時代に、虫や動物の人形をまるで生きているように動かし、3D人形アニメの手法を確立したのです。
90年ほど前に作られた彼の作品を昨日拝見しましたが、ほんとに驚きでした。当時の人々が、彼は本物の虫を調教して映画を撮影しているに違いないと思ったという話もうなずけます。CGなど何もない時代には、それが一番現実的な答えのように思えたのです。

こちらも23日に再放送があります。

アニメ作品に加え、メイキングやインタビューなども多かったので、人形アニメーションにかかわる人たちが本当に人形を愛しているのが感じられ、とてもよい番組でした。またさらに人形アニメーションが好きになりました。
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