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2009-02-02 [日記]

昨日は少し神保町に立ち寄ったので、ブックハウスものぞいてロシアの絵本画家オリシヴァングさんの原画展をみて来ました。とてもやさしい絵とお話で想像以上に良かったですよ~。
森の小道で、ハリネズミのおじいさんが金貨をみつけました。年をとって、冬ごもりのしたくもたいへんになってきたので、この金貨で干しキノコでも買おうと、探しはじめたのですが見つかりません。ようやく干しキノコを見つけて「この金貨で分けてほしい」と言うと「タダであげるから持ってきなよ。その金貨で靴でも買いなよ」と言われます。そこで今度は靴屋さんを探しはじめるのですが…。
ハリネズミのおじいさんが、つぎつぎとであう動物たちは、みんな思いやりにあふれています。人と人が寄り添って生きるようすが描かれています。このお話がうまれた背景には20世紀ロシアのつらい社会状況があります。ロシアの人々が20世紀の大半を過ごしたのは、必要なときに必要なものが手に入らない社会でした。そんななかでは、いくらお金を持っていても役に立たないのです。ロシアには「100ルーブリより100人の友を持て」ということわざがあるそうです。困ったときに頼りになるのは困ってるときに助けた人。でもどういう人を助けたら将来役に立つかなんてわかりません。だからロシアには不幸な人、困っている人を目にしたとき、損得勘定抜きで自然な感情のままに手を差しのべる人が多かったんだそうです。(あとがきより、ところどころ引用させていただきました)
とかく殺伐とした世の中ですが、やはり思いやりの気持ちが大事なのだと改めて思わさせる絵本です。ステキな絵本でした。

ロシアの絵本画家オリシヴァングさんの原画展
 日時 1/22~2/24
 場所 神保町ブックハウス

ついでに大好きなハリネズミ絵本のご紹介。どちらもロシアの作家さんです。ロシア人ってハリネズミが好きなんでしょうか(笑)
「はりねずみ かあさん」はボードブックだし0歳からおススメです。声に出して読むと、リズムもいいし絵もかわいいし、かなり好きな絵本です。よく友人の出産祝いとかに贈ったりもします。
母さんハリネズミは、子どもたちのためにリンゴを探しにでかけます。そして、木から落ちてくるリンゴを背中の針で見事に受け止めて、子どもたちへ持ちかえります。

きりのなかのはりねずみは3歳くらいからってとこかな。うちの子は3歳のお誕生日に友人からプレゼントされて、それ以来ずっと気に入っている絵本のひとつです。この絵本に出てくるこぐまくんのぬいぐるみと一緒にもらったのですが、それもとてもかわいらしいのです。絵本はとても静かで美しい絵本です。
日が沈んで、あたりが薄暗くなってきた頃、はりねずみは、仲良しのこぐまの家に出かけました。 こぐまが大好きな、野いちごのはちみつ煮を持っていきます。 その途中、立ち込める霧の中にたたずむ白い馬に出会います。はりねずみは白い馬のところへ行きたくて、思い切って霧の中に入っていきますが・・・。


昨日のお昼に読んだ本
またまたラッセとマヤのたんていじむしょでした。意外に気に入ったようです。出かける前に、どの絵本持って行く?っと聞くと「探偵のやつ!」というので私はてっきりポチとぼくの探偵のやつだと思って「ポチのやつ?」っと聞くと「違う違う。これ!」と持ってきました。すごく意外でした。面白かったみたいです。意外にはまったようなので、次に続刊を見つけたら手に取りたいと思います。
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