青山散歩

昨日は子供と二人で表参道あたりをウロウロしてました。最初の目的地は青山ブックセンター。植田真さんの絵本「まじょのデイジー」の原画展でした。←タイトルをクリックすると植田真さんが作ったデイジーの特設ページに飛びます。設定スケッチとかあって楽しいのでぜひ見てみてください。

植田真さんの絵はほんとに細かくて見るたびに驚かされます。絵本で見てても、細かいところまで描いてあって楽しいのですが、ほぼ同寸で描かれた原画はもひとつ驚きも多く、ついつい見入ってしまいます。どうやって描いてるんだろう！ってくらい細かな絵を描かれるのですよ。ほんとにすごいです。余白の使い方もお上手で、とてもセンスのよい絵を描かれます。ブックセンターの展示では、植田さんが紙粘土で作ったデイジーとカラスのズズーと塔があるのです。写真はこちらで見れます。

それから同じく植田真さんの個展をやっているビリケンギャラリーへ移動します。ビリケンギャラリーでは初の自作絵本『スケッチブック』や、新刊絵本『まじょのデイジー』の絵本原画、描き下ろしの作品を展示がありました。描き下ろし新作は15点もあって驚きました。しかも植田さんというと、あんまり大きくない絵を描かれる印象だったのですが、少し大きめのパネルに描かれた作品があったり、楽しかったです。一枚一枚で完成されている絵なのですが、ストーリーがそれぞれに見えてくるようでした。一応ギャラリーなので、絵本原画以外は値段が付いているのですが、もうちょっと余裕があれば買えそうなのに！っという価格設定がつらかったです。悲しい。

その後ビリケンギャラリーから岡本太郎記念館へ。ビリケンギャラリーも記念館も去年の12月以来で久々だったので、ギャラリーのお姉さんと記念館のカフェのお姉さんが息子の成長ぶりにたいそう驚いてました。大きくなってビックリした！っとどちらでも驚かれました。時折会う方々が息子の成長を見守ってくださってて、ありがたいことだなあと思いました。そういえば、ここ数ヶ月でぐんと背が伸びたように思います。ずいぶんお兄ちゃんっぽくなりました。
昨日の記念館はこどもの日仕様で太郎さんのこいのぼりがあがっていました。そういえば、去年も見たなあと懐かしく思い出されます。今時期の記念館は植物達がメキメキと育ってきて生命力に満ちていて、とても気持ちがいいです。もう少ししたらアカンサスが咲きそうです。このアカンサスの葉っぱがすごく茂るのも、ジャングルっぽい雰囲気をかもし出していてステキなんです。ほんとに気持ちのいいお庭です。
息子もこの庭が大好きなのでいつも延々と遊んでいます。緑の中に太郎さんのかわいらしい彫刻がたくさんいて楽しいです。

そうそう、記念館の展示は先日終の住み処が渋谷に決まった「明日の神話」でした。修復の歩みを中心に、最初期のデッサンから渋谷への設置に至る40年の軌跡を振り返るとともに、同じホテルに制作予定だった『豊穰の神話』の下絵などの関連作品が展示されています。

渋谷に去年設置された「明日の神話」はまだ見に行けてなかったので、昨日記念館帰りに行ってきました。太郎さんファンの息子も大満足な太郎さん三昧の休日でした。

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