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ここ最近読んだ絵本~その1~ [日記]

久々になっちゃった読書記録です。やはり溜めると大変。

<ここ最近読んだ絵本>

ピッツァぼうや「ピッツァぼうや」
表紙からも愉快な雰囲気が伝わりますが、ほんとにすごく楽しい絵本です。子供も大喜びでした。
友達と遊ぼうと思っていたのに雨が降ってきてしまったので、ピートは機嫌がよくありません。そこで、お父さんはいいことを思いつきます。
「そうだ ピートでピッツァをつくったらたのしくなるかもしれないぞ」
まさかの展開(笑) お父さんはピートをテーブルの上に乗せ、こねたり、ひっぱったり、のばしたり。油や小麦粉や、トマトの輪切りやチーズ(ほんとは水やベビーパウダーやボードゲームのコマ)をかけて遊びます。それがほんとに愉快で、子供も大盛り上がり。読み終わった後、うちの子も「ピッツァにしてーピッツァにしてー」と言うので一緒にピッツァぼうやごっこをして遊びました。すごく楽しい絵本ですよ。

雨がふって、外にあそびにいけないピートはご機嫌ななめ。そんなピートをみて、おとうさんはあるアイディアを思いつきます。それがどんなに楽しかったかは、この表紙をみれば、一目瞭然!

ねぎぼうずのあさたろう〈その1〉とうげのまちぶせ (日本傑作絵本シリーズ)「ねぎぼうずのあさたろう〈その1〉」
おなじみ「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズの1巻です。あいかわらず、ふと気付いたように時折持ってきます。でも、浪曲が表現できないので魅力が最大限に生かされず、いつも残念に思ってしまいます。もっと飯野和好さんみたいに浪曲が上手だったら!っと思います。以前、飯野和好さんの読み聞かせ会に行ったときに、あまりの面白さに感心したのです。

色白でまん丸顔のあさたろうは、畑育ちの元気なネギぼうず。ワケあって今は故郷をあとにして、まわし合羽と三度笠の旅がらす……。楽しさ抜群の野菜づくし痛快時代劇絵本。

あすはきっと「あすはきっと」
今日はなにがあった?どんな天気だった?あたまにたんこぶでも作った?なにかおもちゃをなくした?なにかで泣かなかった?などなど、きっと誰でもどれかにあてはまるっというような、子供たちの普段の生活の中でありそうな出来事がたくさん書かれています。そして、あすはもっといいことがあるよ、楽しい日が待っているよっと語りかける。今日あった出来事を振りかえり、あすへの希望をやさしく語りかけてくれる絵本です。

以前、うちの子供が頭にたんこぶを作って泣いた日に、ほんとにたまたまこの本を子供が読んで欲しいと言ったのです。(私自身、この本にたんこぶのくだりがあるだなんて忘れていたのです)
そして、絵本を読んでいくうちに『いいかい きっとね、 ぐっすりねむっている よるのあいだに たんこぶなんて ちいさくなる』っという魔法のような言葉を見つけたのでした。子供はとても勇気づけられたようで「あすにはきっとよくなるよ」っと言って安心して寝たのです。それ以来、夜寝るときにかなりの頻度で読んでほしいと持ってきます。とくにケガをしたり、たんこぶを作ったときには絶対と言っていいほど。

うちには絵本がたくさんあるので、子供が読んだことがない絵本もたくさんあります。いつもは本棚で眠っている本たち。でもふと手にとった本が、今そのときにピッタリの本だったりすることがあります。そういうときに、「ああ 時を待っているのだなあ」と思うのです。必要なときに手助けしてくれるステキな絵本たち。すばらしいです。

目をさまして「おはよう!」っていうと、もうその時が、あす。あすは、いっぱいできるよ、今日できなかったことも。あすは、何から何まで、ずっと今日より良くなるよ。きっと、あすには…。

ふうせんねこ (あーんあんの絵本 2)「ふうせんねこ」
イヤだイヤだと言っているネコさんが、ぷーぷーぷーぷ-膨らんで空に飛んでいってしまうという恐ろしいお話。せなけいこさんの赤ちゃん絵本は救いがなくてほんとに怖いんですが、息子は大好きです。「ねないこだれだ」なんかもいまだによく読む絵本です。

子どものねこが、おこってぷー、ふくれてぷー、おかしがほしいとぷー。ふくれたぷーぷーねこは、さあたいへん……。

ふたごのあかちゃん「ふたごのあかちゃん」
双子の赤ちゃんが生まれる病院から物語は始まります。生まれたばかりの双子のあかちゃん、「やっほー」と「うふふ」実はスーパー赤ちゃんなのです。普通の赤ちゃんではありません。「今このこ、しゃべりはしなかったかね?」「今このこは立ってはいなかったかな?」っとお医者さんが首をかしげた通り、しゃべれるし歩けるのです。大人たちは気づいていませんが…。

この双子ちゃん。昼間は普通の赤ちゃんのように、おっぱい飲んで寝てますが、夜になるとベッドを抜け出し、お父さんを探しに出かけるのです。そこで事件が起こるのですが、最後にはちゃんとお父さんに出会えるのです。
無事お父さんに会い、抱っこしてもらう双子。めでたしめでたしなお話です。このお話を横で聞いていたうちの父さんは、なんだなんだ?父の日絵本なの?それは?っと言ってました。生まれたばかりの赤ちゃんが、お父さんを探しに行ってくれるだなんて、ほんとにお父さんにとってこれ以上の喜びはないですよね。
はたこうしろうさんの絵がとてもかわいらしいです。

不思議な力を持った双子の赤ちゃん「やっほー」と「うふふ」。お父さんを捜して夜の病院で大騒ぎ!ふたりが巻き起こすキュートで痛快なお話。

「こころのやさしいかいじゅうくん」
画像がないのが非常に残念なステキな絵本です。ほんとに魅力的な絵なのですよ。かわいい!お話ものんびりとしていてかわいらしいお話です。絵本ナビさんのサイトで表紙画像が見れるので参考にしてください。こちら

あと、あまり関係ありませんが、訳者が楠田枝里子さんです。この方、ヤーノシュの絵本も翻訳されているし、けっこう絵本の翻訳も手がけてらっしゃるようです。多才ですね。楠田枝里子さんと聞いて私が最初に思い出すのは、彼女の消しゴムコレクションです。実は楠田枝里子さんって消しゴムコレクターで、10年ほど前、楠田さんの「消しゴム図鑑」の本を見たことがあるのですが、そのとき衝撃を受けたのです。大人の女の人が消しゴムを集めているだなんて!っとビックリ。なんと面白い人だと感動し、それ以来ちょっとファンになりました。こんなかわいらしい趣味を持つ大人に憧れます。
楠田枝里子さんの消しゴムコレクションはこちら。面白いので是非見てみてください。…って全然絵本の話からは離れてしまってますね(笑)

iconicon「あるげつようびのあさ」
あるげつようびのあさ おうさまと、じょおうさまと、おうじさまが、ぼくをたずねてきた。でもぼくはるすだった…。おうじさまはいった、「そんならかようびにまたこよう」。かようびのあさ、・・・とどんどん続いていく物語。そして当然のように毎日人数は増えていくのです。いろいろな人が増えていくのが面白く、5歳の息子もぐいぐい物語に引き込まれていっていました。声に出して読んだほうが面白い絵本だと思います。子供の反応が楽しいです。絵もとてもステキです。

あるげつようびのあさ おうさまと、じょおうさまと、おうじさまが、ぼくをたずねてきた。でもぼくはるすだった…ニューヨークに住む男の子の毎日の出来事や心の望みと、空想の世界とを鮮やかに描いた忘れがたい絵本。アメリカで1960年代から愛されてきた古典を詩人谷川俊太郎の訳で贈ります。

まじょにはクッキー おとうとうさぎ!「まじょにはクッキー おとうとうさぎ!」
息子の大好きな「おばけのめをみて おとうとうさぎ」の続編です。スウェーデンの新しい絵本ですが、とても面白いのです。こわがりのおとうとうさぎがとてもかわいらしいです。スウェーデンの絵本ってのはほんとに変かわいいのが多いですね~。作者のヨンナ・ビョルンシェーナさんが今年来日するとかいうウワサもあるので、それも楽しみです。実現するといいな。

おとうとうさぎのおばあちゃんは、食べるとだれでも親切でやさしくなる「しあわせクッキー」づくりの名人。またもや森で迷子になったおとうとうさぎは、こわ~い魔女につかまってしまいますが、知恵をはたらかせて……。
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パパゲーナ

ピッツアぼうやは娘も大好きです。
図書館でしつこく何度も借りるうちの1冊。(だったら買ってあげれば・・ってかんじだけど)

楠田枝里子さん、ワタシも非常に興味アリ!
好奇心旺盛で、情熱的に趣味に没頭してる様子が可愛くて、とてもステキ。


by パパゲーナ (2010-02-04 21:04) 

uco

ピッツアぼうやいいよね~。ほんとに面白い。

そして楠田枝里子さん!
良かった!同志!(笑)
好奇心旺盛な人って魅力的ですよね~。
いくつになっても貪欲に、興味を失わず、精力的にいろんなことをする大人になりたいなあ。頑張りましょう!
by uco (2010-02-05 15:57) 

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